
オンライン集客やDX推進などを目的に、店舗用アプリを作りたいと考えている経営者の方は多いでしょう。
アプリを作るには、開発方法にもよりますがまとまった費用が必要です。具体的な金額は開発期間やアプリの種類、機能などによって大きく変動するため、費用相場をしっかり把握した上で開発を進めることが大切です。
今回は、アプリを作るにはどのくらいの費用がかかるのか、さらに費用を抑えてアプリを作る方法について解説します。
アプリを作るのに必要な費用相場
アプリ開発会社に依頼してアプリをフルスクラッチ開発する場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか?
ここでは、「SPDLOAD」が公開している最新情報をもとにアプリ開発にかかる平均費用を主な種類別に表にまとめました。なお、以下の費用相場は、「1ドル=130円」の為替レートで計算しています。
アプリの種類 | 費用相場 |
---|---|
レストランアプリ | 520〜1,950万円 |
フードデリバリーアプリ | 520〜1,950万円 |
ビジネスアプリ | 650万円〜2,600万円 |
学習アプリ | 780万円〜2,925万円 |
SNSアプリ | 650万円〜3,900万円 |
ヘルスケアアプリ | 715万円〜3,900万円 |
参照:How much Does it Cost to Develop an App in 2022? Cost Breakdown|SPDLOAD
アプリを作る費用は、アプリの種類ごとに大きく異なります。
ただし、レストランアプリを一つとっても、費用相場は520〜1,950万円と振り幅が大きいことがわかります。これは、アプリの種類が同じでも、開発会社やアプリの仕様、搭載する機能などさまざまな要素によって、費用が変わってくるためです。
アプリを作る費用を決める要素については、次章で詳しく解説していきます。
アプリを作る費用が決まる要素とは?
上の表で示した通り、アプリを作るのにかかる費用は、価格の振れ幅がかなり大きくなっています。「具体的な費用を知りたい」と考えている方からすると、なぜこれほどバラツキがあるのか気になるところですよね。
そこで次に、アプリを作るのに必要な費用はどのように決まるのか、費用を決定する主な要素を紹介します。
・エンジニアの人件費
・開発期間・工数
・アプリの種類
・アプリのデザイン・機能
・提供するプラットフォーム
エンジニアの人件費
アプリを作る費用の多くは、アプリ開発に携わるエンジニアの人件費が占めています。
一口に「エンジニア」といっても、実際には役割ごとに複数のエンジニアが携わることが一般的です。エンジニアの人件費の相場は、人月(一人・1ヶ月あたり)50万円〜160万円程度ですが、具体的な人件費はエンジニアの技術レベルによって変動します。
開発期間・工数
アプリを作る費用は、先ほど解説した「エンジニアの人件費」に「開発期間」を乗算したものとなります。そのため、アプリの開発にどのくらいの期間・工数がかかるかも、アプリを作る費用を決める大切な要素です。
基本的に、エンジニアが開発に携わる期間が長いほど、アプリを作る費用も高くなります。
たとえば、アプリをフルスクラッチ開発する際、多大な費用がかかるのは、開発期間が長期化することが一つの理由です。一方でプログラミングが不要となるノーコード開発だと費用を安く抑えられるのは、開発から公開までを短期間で行えることが関係しています。
アプリの種類
アプリの種類も、アプリを作る費用を大きく左右する要素の一つです。費用相場の章に記載した表を見ていただけるとわかるように、アプリの種類ごとに相場に大きな幅があります。
ただし、同じ種類のアプリであっても、アプリの仕様や機能などによって費用は大きく変わってくるため注意が必要です。
アプリのデザイン・機能
アプリのデザインや機能も、アプリを作る費用を決める重要な要素の一つです。
アプリ開発と同様に、デザイン費は携わるデザイナーの技術レベルや工数によって大きく変動します。デザインは、UI(ユーザーインターフェース)やUX(ユーザーエクスペリエンスを良くするために不可欠な要素であるため、可能な限り予算をかけたいところです。
また、アプリに搭載する機能によっても費用が変わります。一般的に、多機能であるほど費用は高くなります。ノーコード開発の場合であっても、パッケージに含まれない機能を追加すると別途料金が発生することが一般的です。
提供するプラットフォーム
アプリを作る費用は、アプリを提供するプラットフォーム(OS)の種類によっても変わります。
iOSとAndroidのどちらかに対応したネイティブアプリを作る場合と、iOSとAndroidそれぞれに対応したネイティブアプリを作る場合では、後者の方が費用は2倍ほど高くなります。これは、OSによってプログラミング言語や開発ツールが異なるためです。
iOSとAndroid両方に対応したアプリを作りたい場合は、Webアプリとネイティブアプリを組み合わせたハイブリッドアプリの開発や、両方のOSで使用できるアプリを同時に開発できるクロスプラットフォーム開発などを検討すると、費用を抑えることができるでしょう。
アプリを作る費用は開発会社の種類によっても異なる

ここまで、アプリを作る費用の相場や費用を決める要素などを解説しました。上でお伝えした費用は、アプリをフルスクラッチ開発する場合であり、開発会社の種類によってアプリを作る費用は大きく変動します。
ここでは、「フルスクラッチ型」と「ノーコード型」のアプリ開発会社の費用を比較しながら紹介していきます。
フルスクラッチ型
フルスクラッチ型のアプリ開発会社は、依頼を受けてオリジナルアプリを一から開発する会社です。ヒアリングからアプリ設計、デザイン、アプリ公開まですべての工程を請け負っています。
フルスクラッチアプリ開発の場合、エンジニアやデザイナーなどさまざまな人員が関わり、長期間にわたってアプリを制作するため、250万円〜1,000万円のまとまった費用がかかります。アプリの種類やクオリティーによっては2,000万円を超えることもあります。
オリジナルアプリの開発を一から依頼できる分、自社が希望するアプリを作ることができます。しかし、この後紹介する「ノーコード型」と比べると、費用が高いというデメリットがあります。
ノーコード型
アプリ開発会社の中には、ノーコード型のアプリ開発サービスを提供しているところもあります。
ノーコード型のアプリ開発とは、アプリに必要な機能をパッケージ化し、ノーコードでアプリに組み込むだけでアプリを開発する方法のことです。特に飲食店や小売店、サロンなど向けの「店舗アプリ」に多いサービスとなっています。
既存の機能を組み合わせるだけでコーディング(≒プログラミング)が不要なため、エンジニアの人件費がかからず、短期間でアプリ公開にたどり着けるのが特徴です。
フルスクラッチ開発と比べると、カスタマイズ性には劣るものの、月額数万円〜と費用を抑えて自社アプリを作れることは大きなメリットでしょう。
費用を抑えてアプリを作る方法
ここまで、アプリを作る費用について解説しました。中には、「思っていたより費用が高い」と感じている方もいるでしょう。ここでは、費用を抑えてアプリを作る方法を4つ紹介します。
・複数社見積もりをとって比較する
・アプリの設計や機能を見直す
・ノーコード開発を検討する
・LINEミニアプリの開発を検討する
複数社見積もりをとって比較する
費用を抑えてアプリを作るには、複数の会社から見積もりを取ることが大切なポイントです。なぜなら、開発内容は同じでも、アプリ制作会社によって価格は前後することがあるからです。
基本的には、依頼内容を減らすことで費用を抑えることが可能ですが、相見積もりを取ることで、良いアプリを低価格で制作できる会社が見つかることもあります。
過去のアプリ制作実績や費用例などを参考にして、良さそうだと思える複数の会社に見積もりを依頼してみてください。予算内でできるだけ良いアプリを制作してもらえる会社を見つけましょう。
アプリの設計や機能を見直す
基本的に、アプリは設計が複雑だったり多機能だったりするほど、開発費用が高くなります。なぜなら、開発期間が長くなる他、バグ修正などの工数も発生しやすくなるためです。
そのため、アプリを作る費用を抑えたいのであれば、アプリの設計や機能を今一度見直してみましょう。アプリの質を落とさずに設計を簡素化できないか、不必要な機能はないかを確認し、費用を節約できないか見直してみましょう。
ノーコード開発を検討する
ノーコード開発の場合、アプリに必要な機能がすでにパッケージ化されており、エンジニアによるコーディングが不要であるため、アプリ開発の費用を抑えることができます。
特に飲食店などで導入する店舗アプリの場合、「他の店舗アプリにないような特別な機能を実装したい」「アプリを一からデザインしたい」などの強いこだわりがなければ、ノーコード開発を検討すると良いでしょう。
LINEミニアプリの開発を検討する
ネイティブアプリにこだわらない場合は、LINEミニアプリの開発を検討することも一つの手でしょう。
LINEミニアプリとは、株式会社LINEが提供する「LIFE(LINE Front-end Framework)」というプラットフォーム上で動くウェブアプリのことです。LIFE独自の技術を使うため、App storeやGoogle playなどで販売できるネイティブアプリと比べて、開発費用を抑えることが可能です。
また、自社開発が難しい方向けに、技術支援を受けられる「Technology Partner」や、個別開発不要で簡単にミニアプリを作成できる「LINEミニアプリパッケージ」などのサービスも提供されています。
LINEミニアプリのサービス内容についての詳細は、次章でお伝えしています。
費用を抑えてアプリを作るのにおすすめのサービス
ここでは、費用を抑えてアプリを作ることができるサービスを3つ紹介します。
GMOおみせアプリ

GMOおみせアプリは、GMOデジタルラボ株式会社が提供する店舗アプリ作成サービスです。大規模開発を不要としたアプリプラットフォームを提供しており、iOSとAndroid対応のネイティブアプリを発注から最短40日でストア公開することができます。
パッケージは「基本仕様+セミオーダー」となっており、フルスクラッチ開発と比べて低価格であるにもかかわらず柔軟なカスタマイズに対応しています。
ポイントカードや会員証といった基本的な販促機能はもちろん、メニューやネット予約、サブスクリプションなど、さまざまな機能が充実しています。さらに、オプション機能では、プッシュ通知や予約管理、ECなどの機能をつけることも可能です。
GMOおみせアプリは、月額22,000円から利用が可能です(初期費用は要問い合わせ)。費用を抑えてお店アプリを作成したい経営者の方にぴったりのサービスです。
公式サイト
yappli

yappliは、株式会社ヤプリが提供するアプリの開発・運用・分析プラットフォームです。販売支援や社内向けなど、あらゆるビジネスシーンに対応したアプリの開発から分析まで、クラウドからワンストップで提供しています。
幅広いデザインのiOSとAndroid対応ネイティブアプリを、幅広いデザインから選んでノーコードでスピード導入が可能です。また、クラウド型なので最新OSにも自動アップデートで対応することができます。
また、アプリに搭載できる機能が全部で50種類以上と充実しているのもおすすめのポイントの一つです。
yappliは、月額39,800円のLiteプランから利用が可能です(月額利用ユーザー数10,000ユーザーまでの制限あり)。ノーコード型で自社アプリをスピード導入したい経営者の方におすすめです。
公式サイト
LINEミニアプリ
LINEミニアプリは、LINE株式会社が提供するウェブアプリケーションです。国内人口の7割以上をカバーするLINEアプリ上で、自社独自のサービスを提供できるウェブアプリを作成することができます。
LINEミニアプリでは、お店アプリに必要なサービスをLINEアプリ上で提供することができます。
- デジタル会員証/スタンプカード
- 順番待ち受付・呼出
- モバイルオーダー
- テイクアウト
- キャッシュレス決済
LINEミニアプリは、上述したようにLIFEブラウザ上で起動するウェブアプリなので、開発の手間や費用を大幅に抑えられるというメリットがあります。
また、ネイティブアプリと異なり、お客さんに初めて利用してもらう際にアプリダウンロードや会員登録をしてもらう手間がかからないため、多くのユーザーに利用してもらいやすいこともメリットです。
ネイティブアプリにこだわりがなければ、LINEミニアプリの開発も視野に入れておくと良いでしょう。
公式サイト
まとめ
アプリの作成を検討している飲食店経営者の方に向けて、アプリを作る費用相場や予算を抑える方法などを解説しました。
アプリは集客・販促に非常に便利なツールですが、アプリ開発会社に依頼してフルスクラッチ開発を行うと数百万〜数千万円といったまとまった費用がかかります。予算を抑えてアプリを作りたいという場合は、ノーコード型のアプリ開発サービスや、LINE上で使える「LINEミニアプリ」などの利用も検討すると良いでしょう。
なお、当社ディップ株式会社は、LINEミニアプリを使ってお店のポイントカードを作成できるサービス「常連コボットforLINE」を提供しています。
「常連コボットforLINE」をご利用いただくと、LINEでダウンロード・会員登録などの手間なくすぐに使えるポイントカードを作成していただけます。ポイントカードは、「来店」「1日1回のログイン」「友だち紹介」でポイントがどんどん貯まるため、再来店の促進に効果的です。
「常連コボットforLINE」は、「初期費用30,000円」「月額9,800円」で、最短1ヶ月で導入していただけます。上記の料金には、無料LINE公式アカウント取得と初期設定の代行サービスも含まれていますので、専門的な知識や手間は必要ありません。
費用を抑えてLINEミニアプリを作成したい方や、ポイントカードをアプリ化して常連顧客の獲得につなげたい方は、当社ディップ株式会社までお気軽にお問い合わせください。