
集客・販促に最適なポイントカードですが、紙での発行は手間とコストがかかることが少なくありません。そんなデメリットを解消するため、最近では店舗用ポイントカードアプリを導入する店舗が増えています。
今回は、店舗用ポイントカードの概要と導入メリット・デメリット、作成方法などについてわかりやすく解説します。店舗用ポイントカードアプリの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
店舗用ポイントカードアプリとは?
店舗用ポイントカードアプリとは、ポイントカードの機能が備わったアプリのことです。
従来では、ポイントカードは紙やプラスチックなどのカードで発行する方法が一般的でした。しかし、最近ではスマホの普及率拡大や利便性の高さなどから、小売店や飲食店、ドラッグストア、美容サロンなどを中心に店舗用ポイントカードアプリの導入が進んでいます。
2021年にマイボイス株式会社が実施した「ポイントサービスに関する調査」によると、直近1年間でポイントサービスを利用した人のうち、6割強がスマホのポイントカードアプリを利用していることがわかっています。
スマホのポイントカード利用者は2019年調査と比べて増加しており、スマホ普及率が年々増加傾向にあることを考慮すると、今後もさらなる利用拡大が見込まれます。
店舗用ポイントカードアプリの主な機能
店舗用ポイントカードアプリを導入すると、具体的にどのようなサービスを顧客に提供することが可能になるのでしょうか?ここでは、店舗用ポイントカードアプリの主な機能を3つ紹介します。
・ポイント付与機能
・特典・クーポン発行機能
・ポイント・顧客情報管 理機能
ポイント付与機能
店舗用ポイントカードアプリでは、紙やプラスチックのポイントカードのように、来店や購買に応じてポイントを付与することができます。
ポイントの付与は、スマホのアプリ画面に表示されるバーコードやQRコードなどを読み取り、ポイント数を入力するなどして簡単に行えます。お客様からカードを受け取り、スタンプを押す必要がある紙のポイントカードと比べて手間がかからず、スムーズにポイントを付与することが可能です。
特典・クーポン発行機能
特典・クーポン発行機能も、ポイントカードアプリに標準で備わっている機能の一つです。お客さんは、アプリで溜めたポイントと引き換えにお店で使える特典やクーポンと引き換えることができます。
紙のクーポンを持ち運んだり管理したりする必要なく、スマホ一つでポイントの獲得からクーポン発行、クーポン利用まですべて完結できるのが特徴です。
ポイント・顧客情報管理機能
店舗向け機能として、顧客に付与したポイントやアプリを利用している顧客の情報を管理できる機能もあります。
アプリを通して、顧客の基本情報はもちろん、購買履歴や来店頻度、獲得ポイント数などを管理することが可能です。顧客の来店頻度や獲得ポイント数に応じてマーケティング施策を打ち出したり、今後のポイントカード運用の改善につなげたりすることができます。
店舗用ポイントカードアプリの導入メリット
続いて、店舗用ポイントカードアプリを導入するメリットについて紹介します。
・再来店を促進できる
・ペーパーレス化を実現できる
・利便性が向上する
・顧客に宣伝・アプローチができる
再来店を促進できる
店舗用ポイントカードアプリを導入することで、お客さんの再来店を促進することができます。
再来店を促進できるという点においては、紙のポイントカードと同じです。それに加えて、アプリの場合、プッシュ通知を送ったりお得情報をアプリ内の目立つ箇所に掲載したりして、再来店のきっかけを作ることも可能です。
ペーパーレス化を実現できる
紙のポイントカードから店舗用ポイントカードアプリに移行することで、ペーパーレス化を実現できます。
ペーパーレス化が実現されることで、ポイントカードの発行にかかるコストを抑えたり、プラスチックの削減によりSDGsに貢献したり、紙のカードやスタンプを管理する業務を効率化したりすることが可能になります。
利便性が向上する
店舗用ポイントカードアプリの導入により、店舗スタッフ側と顧客側ともに利便性が向上します。
たとえば、店舗スタッフは紙のポイントカードを補充・管理したり、お客さんからカードを受け取ってポイントを押したりする必要がなくなり、利便性が向上します。また、普段からキャッシュレス決済を利用している顧客の場合、スマホ一つで決済からポイントの獲得、クーポン獲得・利用まですべて行えるようになります。
利便性の向上により、顧客体験やスタッフ満足度の向上といったメリットも望めるでしょう。
顧客に宣伝・アプローチできる
店舗アプリを導入すると、アプリを介して顧客にプッシュ通知を送ったりメッセージを送ったりして、直接宣伝・アプローチすることが可能になります。
店舗側から積極的に「ポイント倍増キャンペーン実施中!」「雨の日はポイント2倍」などといった宣伝をすることで、ポイントカードの来店促進効果をさらに高めることができます。
店舗用ポイントカードアプリを導入するデメリット
続いて、店舗用ポイントカードアプリを導入するなら知っておきたいデメリットを2つ紹介しましょう。
・アプリインストールの手間がかかる
・ポイントカードのアプリ化が不向きなお店もある
アプリインストールの手間がかかる
スマホにインストールして使用するアプリのことを「ネイティブアプリ」と呼びます。独自の店舗アプリの場合、ネイティブアプリを作成することになるため、お客さんに利用してもらうにはアプリをインストールしてもらう必要が出てきます。
そのため、人によってはポイントカードアプリの利用が面倒だと感じてしまうこともあるでしょう。
ポイントカードのアプリ化が不向きなお店もある
さまざまな導入メリットが期待できる店舗用ポイントカードアプリですが、ポイントカードのアプリ化が不向きなお店も少なからず存在します。
というのも、お客さんの中には、スマホを持っていない人やアプリをダウンロードすることに抵抗がある人、スマホに慣れていない人などもいるからです。客層によっては、店舗用ポイントカードアプリを導入しても利用が進まない可能性もあるため注意が必要です。
たとえば、スマホを持たない高齢層が多く来店するお店の場合、初期費用やランニングコストを支払ってまでポイントカードをアプリ化するメリットは薄れてしまうでしょう。
ポイントカードをアプリ化することでどのくらいメリットを得られるかどうかを、お店の客層などから見極めることが大切です。
店舗用ポイントカードアプリの作り方
店舗用ポイントカードアプリの作り方は、大きく分けて4つあります。それぞれの方法のメリット・デメリットや費用目安について順に詳しく解説していきます。
・自社開発する
・アプリ開発会社に依頼する
・LINEミニアプリで作成する
・ポイントカードサービスを利用する
自社開発する
店舗用ポイントカードアプリの作り方の一つ目は、アプリを自社開発する方法です。
ネイティブアプリをゼロから開発するため、カスタマイズ性に長けており、独自の機能を搭載したり、デザインにこだわったりしてアプリを作成できるのが特徴です。
ただし、アプリ開発には、特別な技術や知識に加えて、時間と人材の確保が必要です。費用相場としては、開発の規模にもよりますが500万円〜数千万円ほどかかります。
そのため、多くの飲食店にとって店舗アプリを自社開発する方法はあまり現実的ではありません。以下で紹介する、アプリ開発会社が提供するパッケージやLINEミニアプリ、その他ポイントカードサービスを利用する方法がより一般的です。
メリット
- カスタマイズ性が高い
- 機能やデザインにこだわって作成できる
デメリット
- 開発技術・人材が必要
- 多大な費用や時間がかかる
アプリ開発会社に依頼する
アプリ開発会社に依頼することも一つの方法です。店舗アプリの作成に特化したアプリ開発会社が提供する「パッケージ型」のプランを利用することで、特別な知識が不要、かつ費用を抑えてスムーズにアプリ公開を実現することができます。
パッケージ型のプランでは、すでに開発済みの機能やデザインの中から選んでアプリを作成するため、アプリ公開にかかる時間と費用を安く抑えることができます。
できるだけ費用を抑えて、店舗オリジナルのネイティブアプリを作成したい場合におすすめの方法です。
メリット
- パッケージ型プランの利用で費用を安く抑えられる
- 短期間でのアプリ公開が可能
デメリット
- 自社開発と比べてカスタマイズ性に劣る
LINEミニアプリで作成する
3つ目の方法は、LINEミニアプリで店舗用ポイントカードアプリを作成する方法です。
LINEミニアプリとは、国内最大級のコミュニケーションアプリ「LINE」上で、ポイントカードや会員証などの自社サービスを提供できるプラットフォームのことです。日本国内の人口の約70%が利用するアプリ「LINE」上で、ネイティブアプリのような自社サービスを提供できるのが特徴です。
ネイティブアプリと違って、ダウンロードや新規会員登録の手間なく、LINEでポイントカード機能を利用してもらえるので、利用を促進しやすいのはうれしいポイントです。
また、LINEミニアプリは、LINE独自のフレームワークを活用してアプリを開発するため、ネイティブアプリの開発と比べて費用を大幅に抑えることが可能です。
メリット
- ネイティブアプリ開発と比べて費用を抑えられる
- LINEアプリ上でサービスを提供できる
- 多くのお客さんに利用してもらいやすい
デメリット
- LINEを使用していないユーザーにはアプリを提供できない
ポイントカードサービスを利用する
4つ目は、ポイントカード機能が備わったアプリサービスを利用する方法です。
たとえば、企業・店舗向けの集客・販促ツール「LINE公式アカウント」には、ショップカードという機能が備わっており、誰でも無料で利用することができます。こういったサービスを利用すれば、店舗アプリを持たずにポイントカードを提供することができます。
メリット
- 費用を抑えて導入できる
- 顧客の利用ハードルを下げられる
デメリット
- カスタマイズ性に劣る
- ネイティブアプリとは形態が異なる
店舗用ポイントカードをアプリ化できる主なサービス

店舗用ポイントカードをアプリ化するにあたって、「自社開発やアプリ制作会社に依頼して作成するのは難しそう」と感じる方は少なくないでしょう。そこでおすすめなのが、ポイントカードのアプリ化に特化したサービスを利用する方法です。
上でも少し触れましたが、最近ではお店のポイントカードをアプリ化・電子化できるサービスが登場しています。ここでは、店舗用ポイントカードをアプリ化できる主なサービスを3つ紹介します。
常連コボットforLINE
「常連コボットforLINE」は、当社ディップ株式会社が提供するデジタルポイントカードサービスです。
LINEミニアプリを使って、飲食店の常連顧客獲得に役立つデジタルポイントカードを作成することができます。国内の人口70%以上が利用するLINEアプリ上で、ダウンロード・会員登録不要で手間なくすぐに使えるため、たくさんの顧客に利用してもらえます。
また、来店だけでなく毎日1回のログインや友だち紹介でポイントがどんどん溜まることも「常連コボットforLINE」の強みの一つです。お客さんにポイントをどんどん溜めてもらえるので、効果的に再来店を促し、常連客の獲得へとつなげることができます。
さらに、ポイントカードによる来店促進・常連獲得に加えて、LINE公式アカウントと連携すれば季節限定メニューの案内やお店独自のクーポンなどをLINEのトークで配信し、宣伝することも可能です。
GMOおみせアプリ

GMOおみせアプリは、GMOデジタルラボ株式会社が提供する店舗アプリ作成サービスです。
ポイントカードや会員証などを搭載した自社アプリを制作することができます。GMOおみせアプリでは、自由度が高いのに低価格な「基本仕様+セミオーダー」のパッケージを提供しており、最短40日で自社アプリの公開を実現できます。
パッケージ化されたサービスでありながらも、機能やデザインを柔軟にカスタマイズできるのが魅力となっています。ポイントカード以外にも、予約管理やスマホ決済などの機能を搭載し、集客に役立てることも可能です。
料金
- Lightプラン:月額22,000円
- Standardプラン:月額55,000円
- Enterpriseプラン:用見積り
公式サイト
STORES ブランドアプリ

STORES ブランドアプリは、STORES 株式会社が提供する店舗アプリ作成サービスです。
顧客のリピート促進や顧客管理などを目的としたアプリを、ノーコードで作成することができます。アプリのデザインを複数パターンの中から選択した上で、お店のコンセプトやブランドイメージに合ったアプリデザインの実現が可能です。
また、顧客管理・利用分析機能が充実しており、顧客の基本情報に加えて来店状況やポイント数、ランクなどといった利用状況を見える化して管理できるのも魅力となっています。
ポイントカードのアプリ化から顧客管理、マーケティングまでワンストップで実現したい経営者の方にピッタリのサービスです。
公式サイト
まとめ
店舗用ポイントカードの概要と導入メリット・デメリット、作成方法などについて解説しました。
ポイントカードアプリは、アプリ開発会社のパッケージ型プランやLINEミニアプリ、その他ポイントカードサービスを利用することで、コストを抑えて実装することができます。
店舗側と顧客側ともにメリットが大きい店舗用ポイントカードアプリを導入して、お客さんの再来店をより効果的に促進し、売上アップを目指しましょう。