飲食店を経営している方の中には、集客や販促ツールの導入で悩んでいる方も多いでしょう。今回は、飲食店の集客や販促に役立つおすすめのツールを9つ紹介します。
集客(販促)ツールの選定を誤ると十分な効果を得られないばかりか、ランニングコストなどが原因で収益が悪化する可能性も考えられます。本記事では、集客(販促)ツールの概要や選定時のポイントも併せて解説しますので、ツール選びで失敗したくない方はぜひ最後までご覧ください。
飲食店の集客(販促)ツールとは
飲食店の集客や販促に役立つツールには、次のようなものがあります。
・チラシ・DM
・グルメサイト
・SNS
・ブログ
・自社ホームページ
・自社アプリ
・デリバリーアプリ
・Google ビジネス プロフィール
上記のようなツールの中から、自店舗の特性や客層に合わせた集客(販促)ツールを選ぶことが重要です。
自店舗の特性や客層と相性が合わない集客(販促)ツールを導入した場合、コストパフォーマンスを存分に発揮できず、集客や販促につながらない可能性があります。飲食店の集客や販促ツールで失敗しないためにも、ツール選びのポイントを2つ解説します。
飲食店の集客(販促)ツールの選び方のポイント
飲食店の集客(販促)ツールの選び方のポイントは、主に次の2点です。
・ターゲット層に応じてツールを選定する
・販促コストを考慮する
・ターゲット層に応じてツールを選定する
・販促コストを考慮する
それぞれ詳しく解説しましょう。
ターゲット層に応じてツールを選定する
自店舗の特性や顧客に合ったツールを選ぶためには、ターゲット層を明確にしなければなりません。たとえば、SNS一つ取っても、次のようにSNS毎でユーザー層や特徴は大きく異なります。
主なユーザー層 | 主な利用目的 | |
---|---|---|
20代~40代 | ・情報収集 ・暇つぶし | |
10代〜30代 | ・興味や関心のある投稿の閲覧 ・友人とのコミュニケーション | |
TikTok | 10代〜20代 | ・おもしろ動画を見る ・自身が人気者になりたい |
LINE | 20代〜60代 | ・友人や家族との連絡手段 ・ニュースの閲覧(LINEニュース) |
参照元:令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 <概要> 令和4年8月
飲食店がターゲット層を明確にしないまま、「とりあえずInstagramを始めよう」というような認識だと、恐らく上手くいかないでしょう。
たとえば、Instagramを集客(販促)ツールとして活用するのであれば、「自店舗が集客したいターゲット層」と「Instagramのユーザー層」がマッチしている必要があります。
集客(販促)ツールを選ぶ際には、必ず「ツールを使って集客したいターゲット層」を明確にしましょう。ターゲット層を定めないままツールを導入することはおすすめできません。
販促コストを考慮する
集客ツールを導入する際には、必ず販促にかかるコストを考慮しましょう。集客や販促ツールの中には、ツール自体にコストがかかるものもあれば、SNSのようにツール自体のコストがかからない場合もあります。
ただし、SNSの場合は「投稿コンテンツの作成」や「いいねやコメントの返信」など、運用するための手間がかかるため、その分の人件費を考慮する必要があるでしょう。
また、当然ながら、売上に対する販促コストが大きいほど、その分店舗の利益を圧迫します。可能であれば、売上に対する販促コストは、多くても3割程度にしておくと良いでしょう。
販促コストをかけすぎないように、店舗の売上と利益に応じて予算を設定しておくことが重要です。
では、集客(販促)ツールを選定する際のポイントもわかったところで、おすすめする飲食店の集客や販促に便利なツールを9つ紹介します。
飲食店の集客におすすめのツール:LINE
飲食店の集客におすすめのツールは、「LINE」です。LINEでは「LINE公式アカウント」や「LINEミニアプリ」といった、飲食店向けの集客ツールが提供されています。
中でも特におすすめしたいのが、当社ディップ株式会社が提供する、「LINEミニアプリ」を活用した集客ツール「常連コボット for LINE」です。
常連コボットforLINE
「常連コボットforLINE」は、当社ディップ株式会社が提供する飲食店向けの集客ツールです。
「常連コボットforLINE」は、飲食店における常連客の獲得に特化していることが特徴です。LINE上でポイントカードやクーポン機能、メッセージ機能などを利用することで、集客と販促の拡大が狙えます。
特徴 | ・「LINEミニアプリ」を使った集客支援ツール ・飲食店における常連客の獲得に特化 |
メリット | ・国内9,000万人以上が利用するLINEを活用 ・会員登録やダウンロードなしで使える ・ポイントが貯まりやすい ・メッセージで宣伝もできる |
デメリット | ・初期費用と月額費用がかかる |
導入コスト | ・初期費用:30,000円(税抜) ・月額費用:9,800円(税抜) |
公式サイト | https://kobot.jp/sh/lp/001/ |
飲食店の集客(販促)におすすめのツール:グルメサイト
飲食店の集客や販促のおすすめのツール(グルメサイト)は、次の3つです。
- ぐるなび
- Retty
- 食べログ
グルメサイトを集客や販促に使う場合は、サイトごとの特徴やメリット&デメリットを理解しておく必要があります。1つずつ解説しますので、自店舗の特性や目的に合ったグルメサイトを選びましょう。
ぐるなび
「ぐるなび」は、株式会社ぐるなびが運営するグルメ検索サイトです。
ぐるなび最大の特徴は、他のグルメサイトと連携していることでしょう。特に飲食店の格付けで有名な「ミシュランガイド」と連携している点は見逃せません。
ミシュランガイドに掲載されるような権威性の高い飲食店であれば、ぐるなびに掲載することで自店舗のターゲット層に合った集客も可能になります。
特徴 | ・他グルメサイトと連携 ・主な利用層は40代男性 |
メリット | ・権威性の高い「ミシュランガイド」と連携 ・インバウンドの集客に強い(6ヶ国語の表示に対応) ・楽天会員にアプローチできる(楽天ポイント対応) |
デメリット | ・利用層に偏りがあるため、飲食店によっては導入しづらい |
導入コスト | 導入費用・固定費用:0円 手数料:ランチは41円×予約人数、ディナーは205円×予約人数 |
公式サイト | https://www.gnavi.co.jp/ |
Retty
Rettyは、Retty株式会社が運営するグルメ検索サイトです。実名型の検索サイトで、ユーザーが実名でアカウント登録していることが特徴です。
店舗のレビューなども実名で書き込むため、レビューの自作自演などはありません。評価に対する信頼性が高いため、自店舗の信頼性の向上を目的に掲載するのも有効です。
特徴 | ・実名型のアカウント ・FacebookやTwitterと連動 |
メリット | ・レビューの信頼度が高い ・口コミで不当な評価を受けにくい |
デメリット | ・Facebookとの連携が前提のため、利用者数が他グルメサイトと比べ少ない |
導入コスト | ・初期費用:0円 ・月額費用:0円 ※ただしネット予約は有料プランのみ対応 |
公式サイト | https://retty.me/ |
食べログ
食べログは、株式会社カカクコムが運営するグルメ検索サイトです。国内のグルメサイトの中でも9,325万人と利用者数が多く、83万店舗が掲載されています(2022年6月時点)。
グルメサイトの中でもアクセス数が多く影響力が強いため、店舗の認知拡大を図るのにおすすめのグルメサイトです。
特徴 | ・国内で多くのユーザーが利用するグルメ検索サイト ・口コミがメインのサイト構成 |
メリット | ・アクセス数が多いため影響力が高い ・口コミからの宣伝効果が高い |
デメリット | ・上位表示のためには課金が必要 ・不当な口コミによるイメージダウン |
導入コスト | ・店舗ページ、クーポン発行、アクセスデータの閲覧は無料 ・有料プランは月額10,000円(税抜)〜 |
公式サイト | https://tabelog.com/ |
飲食店の集客(販促)におすすめのツール:デリバリー
飲食店の集客や販促に活用できるフードデリバリーアプリには、次のようなものがあります。
- UberEats
- Wolt
- 出前館 など
本記事では、上記のデリバリーアプリの中から、UberEatsの特徴やメリット&デメリットなどについて解説します。
UberEats
UberEatsは世界36ヶ国、500都市以上で展開されているフードデリバリーサービスです。日本では2016年からサービスが始まり、東京を皮切りに全国へとサービスを展開しています。
国内でのシェアも多く、導入時の月額手数料もかかりません。自店舗のテイクアウトに注力したいなら、真っ先に導入を検討すべきアプリでしょう。
特徴 | ・国内最大級のフードデリバリーサービス |
メリット | ・ランニングコストがかからない ・利用者数が多いため、店舗の認知拡大につながる |
デメリット | ・対応していない地域がある ・注文毎に手数料がかかる |
導入コスト | ・月額費用:0円 ・初期費用:50,000円(税抜) ・手数料:注文代金の35% |
公式サイト | https://www.ubereats.com/jp |
飲食店の集客(販促)におすすめのツール:SNS
飲食店の集客(販促)におすすめのSNSは次の3つです。
- TikTok
1つずつ詳しく解説しましょう。
Instagramは、アメリカのメタ・プラットフォームズ(通称Meta)が運営するSNSです。投稿内容は画像や動画がメインのため、飲食業界や美容業界といった、ビジュアルで世界観を演出する業界にとっては最適なSNSです。
Instagramの運用については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
特徴 | ・投稿内容は写真や動画が中心 ・10代〜30代の利用率が高い |
メリット | ・料理や内装など、ビジュアルで世界観を演出できる ・フォロワーが増えるほど影響力が上がる |
デメリット | ・運用にはある程度のノウハウが必要 ・フォロワーが増えるまでは効果が薄い |
導入コスト | ・アカウント開設は無料 ※運用のための人件費を考慮する必要あり |
公式サイト | https://www.instagram.com/ |
TikTok
TikTokは、中国のバイトダンス社が運営するショートムービーをメインとしたSNSです。同じ動画型SNSのYouTubeと比べると、動画編集の知識やスキルを必要とせずに、スマホ一つで手軽に投稿できることが特徴です。
飲食店の集客や販促との相性も良く、実際に「サブウェイ」や「ドミノピザ」といった大手飲食チェーンも、TikTokを集客や販促に活用しています。
特徴 | ・投稿内容はショートムービーが中心 ・エンタメ性が高い |
メリット | ・他SNSと比べフォロワーが伸びやすい ・店舗だけではなく、店員のファンも増やしやすい ・宣伝感を出しすぎず、エンタメ感覚でアプローチできる |
デメリット | ・炎上リスクがある ・リーチできる年齢層に偏りがある |
導入コスト | ・アカウント開設は無料 ※運用のための人件費を考慮する必要あり |
公式サイト | https://www.tiktok.com/ja-JP/ |
Facebookは、Instagramを傘下に置くアメリカのメタ・プラットフォームズ(通称Meta)が運営するSNSです。実名登録型のSNSであるため、ユーザー同士のコミュニケーションは他のSNSと比べると「狭く深く」といった傾向にあります。
そのため、投稿の拡散性にはさほど期待はできません。ただし、実名アカウントのためコメントやフォロワーの質が高く、信頼度は他SNSと比べると高めです。
Facebookの集客や販促については、以下の記事でも詳しく解説しています。
特徴 | ・実名型のSNS ・30代の利用が多い |
メリット | ・フォロワーやコメントの信頼度が高い ・TwitterやInstagramと比べ、写真と文章をバランスよく投稿できる |
デメリット | ・InstagramやTwitterと比べると利用率が低い ・拡散性には期待できない |
導入コスト | ・店舗アカウント(Facebookページ)の開設は無料 ※運用ための人件費を考慮する必要あり |
公式サイト | https://ja-jp.facebook.com/ |
飲食店の集客(販促)におすすめのツール:MEO対策
飲食店が集客や販促をする上で、欠かせないのがMEO対策です。MEO対策の「MEO」とは、Map Engine Optimizationの略で、地図検索においての最適化を図ることを意味します。
MEO対策でいう「地図」とは、Google マップのことです。具体的には、Google マップで飲食店を検索した際に、自店舗が上位表示されるように対策します。
Google マップ経由で集客につなげるためには、MEO対策が必要とされています。そしてMEO対策の一環で活用したいのが、「Google ビジネス プロフィール」の登録です。
Google ビジネス プロフィール(旧Googleマイビジネス)
Google ビジネス プロフィールとは、Googleマップ内で店舗の写真や営業時間などを表示できるサービスのことです。
自社サイトなどを持たない飲食店などであっても、Google ビジネス プロフィールを活用すれば店舗情報をウェブサイトに表示できるようになります。
Google ビジネス プロフィールについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
特徴 | ・Googleマップにて店舗情報を掲載できる ・MEO対策に効果的 |
メリット | ・店舗のホームページを作成できる ・来店率の高いユーザーにアプローチできる ・新規ユーザーの獲得にも効果的 |
デメリット | ・運用成果が分かりにくい ・不当な口コミを投稿される恐れがある |
導入コスト | 無料 |
公式サイト | https://www.google.com/intl/ja_jp/business/ |
まとめ
飲食店における集客(販促)ツールについて、集客ツールの概要や選定のポイント、おすすめの集客ツールなどについて解説しました。飲食店が集客や販促のためのツールを導入する際には、「ターゲット層の明確化」と「運用コストの考慮」の2点を意識する必要があります。
数ある飲食店の集客(販促)ツールの中でもおすすめなのが、当社ディップ株式会社が提供する「常連コボット for LINE」です。
「常連コボット for LINE」は常連客の獲得に特化した、飲食店向けの集客(販促)ツールです。LINEミニアプリを活用することで、集客や販促に使えるのはもちろん、ポイントカードやクーポンといった飲食店の運営には欠かせない機能も搭載しています。
少しでもご興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。