「インスタグラムを始めたけど、どのようなコンテンツを投稿すれば良いか分からない」
上記のように悩んでいる、飲食店の経営者の方も多いでしょう。
そこで今回は、飲食店のインスタグラム成功事例7選と題し、参考になる飲食店の成功事例を7つ紹介します。
さらに、紹介した成功事例をもとに、インスタグラムの運用で失敗しないポイントも解説します。
インスタグラムの運用は、ただコンテンツを投稿すれば良いという訳ではなく、ユーザーを惹きつけるコンテンツを投稿しなければ、集客には結びつきません。
インスタグラムの運用で悩んでいる方や、はじめてのインスタグラム運用で失敗したくない方は、ぜひ最後までご覧ください。
飲食店のインスタグラム成功事例7選
本記事がおすすめする、参考にしたいインスタグラムの成功事例7選は以下の通りです。
- フォロワー参加型の企画が魅力「吉野家」
- 投稿写真に日常感を演出「ミスタードーナツ」
- リールの使い方が上手い「フレッシュネスバーガー」
- 投稿写真をカラフルに演出「ゴディバ」
- アレンジレシピ動画を公開「ほっともっと」
- 調理や素材のこだわりをしっかりと訴求「大戸屋ごはん処」
- 子育て世代をターゲットに投稿「日本マクドナルド」
インスタグラムを運用している飲食チェーン店は数多くありますが、中でも上記7つは個人の飲食店であっても参考になる施策を取り入れています。
では、1つずつ詳しく見ていきましょう。
フォロワー参加型の企画が魅力「吉野家」
参考にしたい飲食店のインスタグラムアカウントの1つ目は、牛丼チェーンの「吉野家」です。
吉野家のアカウントで参考になるのが、「フォロワー参加型の企画」を上手く活用している点です。
- 吉野家の牛丼に合うのはどれ?トッピングNo.1選手権
- あなたはどっち派?!『吉野家ミニチュアコレクション付き 福箱』
など、フォロワー参加型の企画を開催することで、フォロワーとの距離を縮め親近感の醸成へとつなげています。
自店舗においても、「トッピングNo.1選手権」のような企画を開催することで、フォロワーのコメントを参考に、新メニュー開発のヒントを得られるでしょう。
フォロワー参加型の企画は、フォロワーとの親近感を醸成しつつ、企画内容によってはメニューの開発などにも役立つおすすめの企画です。
吉野家 (@yoshinoya_co_jp) • Instagram photos and videos
投稿写真に日常感を演出「ミスタードーナツ」
参考にしたい飲食店のインスタグラムアカウントの2つ目は、ドーナツチェーン店の「ミスタードーナツ」です。
ミスタードーナツのインスタグラムのアカウントで参考になるのが、投稿写真で日常感を演出している点です。
ただ商品であるドーナツの写真を掲載するのではなく、「午後のティータイムの一コマ」「ピクニックでの一コマ」など、日常感を演出した写真で投稿しています。
商品の紹介だけではなく、「こんなシチュエーションにおすすめ!」と、商品を食べるシチュエーションを提示することで、ユーザーの購買意欲を促しています。
また、投稿写真にあえて人の手を入れることで、温かい印象を与えている点にも注目です。
「シチュエーションの提示」と「温かみの演出」により、よりユーザーに親しみやすいアカウントとなっています。ぜひ自店舗のアカウントでも、参考にしたいところです。
ミスタードーナツ (@misterdonut_jp) • Instagram photos and videos
リールの使い方が上手い「フレッシュネスバーガー」
参考にしたい飲食店のインスタグラムアカウントの3つ目は、ハンバーガーチェーン店の「フレッシュネスバーガー」です。
フレッシュネスバーガーは、インスタグラムの動画コンテンツ「リール」を上手く活用しています。
ストーリー形式のリールを展開したり、ハンバーガーができる様子をコマ撮りにして投稿したりするなど、思わずユーザーが最後まで見たくなるリールを投稿しています。
特にストーリー形式のリールでは、フレッシュネスバーガーのコンセプトである「大人がくつろげるバーガーカフェ」をテーマとした、大人の男女向けのストーリーを展開。
「夫婦の仲直りのきっかけに」「仕事の休憩時間の一コマに」など、コンセプトが明確のため、よりユーザーがストーリーに共感できるようになっています。
写真だけではなく、フレッシュネスバーガーのように「リール」も上手く活用することで、魅力的なアカウントへと成長するでしょう。
フレッシュネスバーガー【公式】 (@freshness_1992) • Instagram photos and videos
投稿写真をカラフルに演出「ゴディバ」
参考にしたい飲食店のインスタグラムアカウントの4つ目は、国際的なチョコレートメーカーである「ゴディバ(godiva_japan)」です。
ゴディバのインスタグラムアカウントは、とにかくアカウント全体がカラフルで、かわいいらしさを全面に出したコンテンツが特徴。
黒色や茶色がメインのチョコレートは、どうしても色合いという点では地味になりがちです。そのためチョコレートだけの写真を投稿しても、華やかさに欠ける可能性があります。
一方、ゴディバのインスタグラムアカウントは、メインターゲットである女性が思わず「カワイイ!」と言いたくなるような、カラフルでかわいらしい写真で統一。
高級チョコレートであるゴディバを、あえて高級感を全面に出すことなく、インスタグラムのユーザー層を考慮して、カラフルな世界観で統一しています。
自社の商品とインスタグラムの特性をよく研究した、参考にしたいアカウントの1つです。
GODIVA (@godiva_japan) • Instagram photos and videos
アレンジレシピ動画を公開「ほっともっと」
参考にしたい飲食店のインスタグラムアカウントの5つ目は、持ち帰り弁当チェーンの「ほっともっと」です。
ほっともっとのインスタグラムで参考にしたいのが、自社メニューを使ったアレンジレシピを数多く投稿しているところ。
「ほっともっとの野菜炒めでお手軽焼きそば」「ほっともっとの唐揚げでお手軽油淋鶏」など、自社メニューを使ったアレンジレシピを公開。
しかも、ただアレンジレシピを公開するだけではなく、「超簡単」「お手軽」など、料理が苦手なユーザーでも簡単に作れるレシピに絞って公開しています。
ユーザーに「美味しそう!」「作ってみたい!」と思わせる工夫を随所に盛り込んでいるため、ユーザーの購買意欲を刺激し、集客につなげています。
ほっともっとの事例のように、自店舗でもアレンジレシピを投稿する際は、複雑なレシピではなく、より手軽さを意識したレシピを公開すると効果的です。
ほっともっと (@hottomotto_official) • Instagram photos and videos
調理や素材のこだわりをしっかりと訴求「大戸屋ごはん処」
参考にしたい飲食店のインスタグラムアカウントの6つ目は、和食をメインとした外食チェーン店「大戸屋ごはん処」です。
大戸屋ごはん処のインスタグラムで参考にしたいのが、調理や素材のこだわりを投稿でしっかりとアピールしている点です。
例えば、和食には欠かせない「味噌汁」の場合は、味噌の産地や原材料の他、季節に合わせて日本各地の味噌から厳選していることなど、しっかりとこだわりをアピールしています。
「調理や素材にとことんこだわっている」という大戸屋ごはん処のコンセプトを、インスタグラム上で魅力的に伝えています。
大戸屋ごはん処のインスタグラムのように、自社のブランディングの一環としてインスタグラムを活用するのも、有効な運用方法の1つです。
子育て世代をターゲットに投稿「日本マクドナルド」
参考にしたい飲食店のインスタグラムアカウントの最後は、世界的なハンバーガーチェーン店「マクドナルド(日本マクドナルド)」です。
日本マクドナルドの公式インスタグラムで参考にしたいのが、子育て世代にターゲットを絞り、学べるコンテンツを発信していること。
投稿コンテンツは写真ではなくイラストが中心で、看板商品であるハンバーガーの写真はほとんど掲載されていません。
「イヤイヤ期あるあるまとめ」「子どもたちと遊びたいゲームアイディア3選」など、子育て世代が楽しく学べるコンテンツのみに絞って投稿しています。
日本マクドナルドのような「学べるコンテンツ」は、ユーザー自身のメリットに直結するため、よりアカウントがフォローされやすくなります。
「寿司職人が教える美味しいだし巻き卵の作り方」といったように、自店舗の特性に合わせて学べるコンテンツを発信することで、フォロワーの増加が期待できるでしょう。
成功事例からわかる飲食店がインスタグラムの集客で失敗しないためのポイント
これまで紹介した成功事例をもとに、インスタグラムを使った集客で失敗しないためのポイントを4つ解説します。
・写真や動画のインパクトを重視する
・投稿写真は統一感を意識する
・店舗独自のこだわりを出す
・ユーザーの役に立つ投稿をする
では、1つずつ詳しく見ていきましょう。
写真や動画のインパクトを重視する
インスタグラムで投稿する際は、写真や動画のインパクトを重視するようにしましょう。
カラフルな色合いに目を奪われる「ゴディバ」や、コマ撮りを使ったリールが上手い「フレッシュネスバーガー」など、いずれも写真や動画のインパクトを重視しています。
視覚的なインパクトをユーザーに与え、「行ってみたい」「撮ってみたい」と思わせる投稿を続けることで、集客力を高められます。
また、インスタグラム上で企画を実施する際も、吉野家のアカウントのようなインパクトのある企画を実施し、ユーザーの参加率が上がるように工夫しましょう。
写真や動画、企画のいずれにおいても、インスタグラムではインパクトを重視することで、集客力を高められます。
投稿写真は統一感を意識する
インスタグラムの投稿写真においては、なるべく統一感を出すことが大切です。
例えば、ミスタードーナツのインスタグラムアカウントは、商品と合う日常のシチュエーションを提示することで、「身近にある存在感」を演出しています。
またフレッシュネスバーガーのインスタグラムアカウントでは、大人世代をターゲットにした投稿で、アカウントの世界観を統一しています。
統一感のないアカウントは、「何がウリの店舗」なのかが分からないため、集客につながりません。
インスタグラムに投稿する際は、できるだけ統一感を意識してコンテンツを投稿するようにしましょう。
店舗独自のこだわりを出す
インスタグラムは商品の宣伝だけではなく、店舗独自のこだわりを出すことでブランディングにも役立ちます。
例えば、大戸屋ごはん処のインスタグラムアカウントでは、調理や素材のこだわりをしっかり訴求することで、ブランディングの向上につなげていました。
店舗の特徴によっては、無理にインスタ映えを狙ったメニューを開発するのではなく、店舗独自のこだわりを出すことで、差別化を図り集客につなげることも可能です。
ユーザーの役に立つ投稿をする
ユーザーの役に立つ投稿を続けることで、アカウントのフォロワー数が増加し集客力を高められます。
例えば日本マクドナルドの事例のように、子育て世代にターゲットを絞り、子育て世代の役に立つコンテンツを投稿することで、ターゲット層からのフォローを獲得できます。
ユーザーの役に立つ投稿をする際は、自店舗の特徴と集客したいターゲットに合わせて、学べるコンテンツを発信すると効果的です。
まとめ
飲食店が参考にしたい、インスタグラムアカウントの成功事例7選と、成功事例から分かる集客で失敗しないためのポイントについて解説してきました。
インスタグラムを活用した集客で成功している飲食店は、いずれもインスタグラムの特性やユーザー層を意識した投稿を続けることで、集客につなげています。
今回紹介したコンテンツを参考に、ぜひ自店舗のインスタグラムアカウントでも実践してみましょう。
また、インスタグラムで集客につなげた後は、LINE公式アカウントの登録を促しDRM(ダイレクトレスポンシブマーケティング)につなげると効果的です。
せっかくインスタグラムで集客につなげても、顧客が常連化しなければ飲食店の売上は安定しません。
当社ディップ株式会社では、LINEを活用した飲食店向けの集客ツール「常連コボットforLINE」を提供しています。
「常連コボットforLINE」は、「LINEミニアプリ」を活用した飲食店向けの集客ツールで、常連客の獲得に特化しているのが特徴です。 少しでもご興味をお持ちの方は、お気軽に当社ディップ株式会社までお問い合わせください。