飲食店のLINE活用

飲食店における集客ツールの一つとして、LINE公式アカウント(旧LINE@)の利用を検討している方もいるのではないでしょうか?

「LINE公式アカウントとは?」「飲食店におけるLINE公式アカウントの活用事例は?」「おすすめの集客ツールは?」など、本記事ではLINE公式アカウントについて、LINE公式アカウントの概要や飲食店での活用事例、おすすめの集客ツールなどを解説します。

LINEで集客する際のポイントも解説していますので、LINEを使った集客を検討している飲食店の方はぜひ最後までご覧ください。

LINE公式アカウント(旧LINE@)とは?

LINE公式アカウント(旧LINE@)とは、簡単にいえばビジネス向けのLINEアカウントのことです。大企業はもちろん、中小企業や個人事業主でも無料でアカウントを開設できます。

店舗や企業が運営する公式アカウントと友だちになってくれたユーザーに対し、キャンペーンの告知やクーポンなどを配信。LINEの機能を使った集客が可能です。

また、企業や個人事業主が運営するLINE公式アカウントとは別に、LINE上で企業や店舗のサービスを提供できる「LINEミニアプリ」というWebアプリもあります。LINEミニアプリでは、「モバイルオーダー」「会員証」「順番待ちシステム」など、店舗の運営に便利なシステムを搭載しているのが特徴です。

LINE公式アカウントとLINEミニアプリを併用することで、より集客やリピーターの獲得に効果を発揮します。

飲食店におけるLINEの活用事例

LNEの活用事例

飲食店におけるLINEの活用事例を、5つ紹介します。

  • ラーメン我馬(ラーメン)
  • 焙煎豆鶴(コーヒー専門店)
  • いけのめだか(居酒屋)
  • THE GRUB(ビアパブ)
  • 牛角(焼肉)

本記事ではラーメン店や居酒屋など、ジャンル別に分けた5つの飲食店の事例を紹介します。いずれもLINEを上手く活用し、集客につなげた好事例について解説します。参考になるアカウントばかりなので、実際に友だち登録してみて内容を分析してみると良いでしょう。

ラーメン我馬(ラーメン)

ラーメン我馬(がば)は、広島をメインに11店舗を展開するラーメン店です。創業20年を迎えており、広島県民に長年愛され続けています。

ラーメン我馬では、以前から課題であった新商品の認知拡大や新サービスや営業時間の変更といった告知に対し、LINEを活用し情報を発信。課題解決につなげています。

また、今まで店舗では把握していなかった顧客の属性(男女比、年代、地域など)も、LINE公式アカウントを開設したことで把握できるようになりました。顧客属性の分析をもとに、新商品や新サービスの企画考案につなげています。

LINE公式アカウントを使うことで、課題だった商品の認知やサービスの告知を解決。さらに顧客属性の分析により、新企画の提案にもつながった好事例と言えるでしょう。ラーメン我馬の情報や事例については、下記のリンクから確認できます。

焙煎豆鶴(コーヒー専門店)

焙煎豆鶴(ばいせんまめつる)は、2019年6月にオープンした焼きたてコーヒーを提供するコーヒー専門店です。

焙煎豆鶴では、LINE公式アカウントを使ったプレゼント企画を実施しました。新規オープンの1ヶ月前に、店頭に友だち登録用のQRコードを設置。友だち登録してくれた先着100名のユーザーに、3,000円相当のコーヒー手挽きミルをプレゼントしました。

またLINEのメッセージでは、季節に合わせた旬なコーヒーの情報を発信。さらにショップカードを使った再来店も促しています。新規オープン前からLINE公式アカウントで積極的に友だちを獲得。さらにオープン後もメッセージやショップカードを活用し、集客につなげた好事例と言えるでしょう。

いけのめだか(居酒屋)

いけのめだかは、鹿児島県で2店舗を展開するファミリー居酒屋です。新型コロナウイルスにより店舗の売上が減少。その打開策としてLINE公式アカウントの活用を始めました。

2020年4月の緊急事態宣言の発令をきっかけに、いけのめだか(西原店)では、LINE公式アカウントの運用を開始。プッシュ通知でメッセージの閲覧率が高いLINEの特徴を活かし、デリバリーサービスを訴求しました。

2020年4月末までに合計600枚のチラシを配布したところ、70名以上の友だちを獲得。また、注文の窓口をLINEに一本化したことで、注文内容が記録に残り伝達ミスなども減少しました。

受注時や配達時における人的ミスを減らすための工夫を施した結果、2020円5月には1日平均8件のデリバリー注文を獲得。LINE公式アカウントを使ってピンチをチャンスに変えた、飲食業界の好事例といえるでしょう。

THE GRUB(ビアパブ)

THE GRUBは、渋谷区の代々木上原にあるビアパブです。新型コロナウイルスの影響で顧客とのコミュニケーションが疎遠になるのを感じ、その解決策としてLINEを開設しました。

THE GRUBのLINEのLINE公式アカウントでは、店内と同等の接客コミュニケーションを意識しています。店舗に親近感を持ってもらうよう、スタッフによるメッセージ動画を配信。直接会ったことのないユーザーに対しても、「行ってみたい!」と思わせるような工夫を施しました。

また、以前から店舗で使っていたショップカードについても、紙のカードからLINE公式アカウントのショップカードに変更。運用コストの5%削減につなげています。新型コロナウイルスにより顧客とのコミュニケーションが疎遠になるリスクを、LINEを活用して見事に退けた好事例といえるでしょう。

牛角(焼肉)

牛角は、言わずと知れた大手焼肉チェーン店の一つで、全国に幅広く店舗を展開しています。コストパフォーマンスが高いことから、幅広い客層に人気がある店舗です。

牛角のLINE公式アカウントでは、友だちになった直後からクーポンを配布し、ユーザーの興味を惹きつけるよう工夫しています。また、LINEのタイムラインを使った投稿では、ちょっとしたゲームの企画を展開。子どもがゲームで遊ぶことで、客単価の高いファミリー層の獲得につなげています。

こうした大手飲食チェーンにおいても、LINE公式アカウントを活用し積極的に集客を図る動きが見受けられます。

飲食店がLINEを活用する際のポイント

飲食店がLINEを活用する際にポイントは、次の5つです。

ポイント

・ターゲット(目標)を明確にする
・プロフィールを充実させる
・友だち登録のメリットを充実させる
・来店につながる情報のみを発信する
・ブロックされない工夫をする

1つずつ詳しく解説します。

ターゲット(目標)を明確にする

飲食店がLINEを活用する際のポイント1つ目は、ターゲット(目標)を明確にしておくことです。アカウントを開設する前にターゲット(目標)を明確にしておくことで、運営方針がブレずに効率的な集客ができるようになるからです。

たとえば、先述した牛角のLINE公式アカウントでは、あくまでも「店舗への集客」をターゲットに運営しているため、ECサイトなどへの誘導は一切実施していません。また、客単価の高いファミリー層をターゲットにした、子ども向けのゲームなども展開していました。

牛角の例だけではなく、LINEアカウントの運用で成功している事例は、いずれも「何のために運営しているのか」が明確になっています。飲食店がLINEを使った集客を図りたいのであれば、必ずターゲットを明確にしておきましょう。

プロフィールを充実させる

飲食店がLINEを活用する際のポイント2つ目は、プロフィールを充実させることです。

LINE公式アカウントを開設する際に、まずしっかり設定しておきたいのがプロフィール画面です。プロフィール画面は、言わばお店の看板と同じようなものです。ユーザーに「友だちになりたい」と思ってもらえるよう、しっかりと内容を充実させましょう。

プロフィール画像、アカウント名、ステータスメッセージの3つは必ず入力します。その上で、最初のあいさつメッセージを充実させるのがポイントです。

ユーザーに友だち登録に対する不安感をなくし、逆に期待感を持ってもらえるようなプロフィール作りを意識しましょう。

友だち登録のメリットを充実させる

飲食店がLINEを活用する際のポイント3つ目は、友だち登録のメリットを充実させることです。特に飲食店の場合は、友だち登録の直後に得られるメリットを充実させるのがポイントです。

たとえば、「友だち登録するとポイントが貯まります」とした場合、次回も店舗に足を運ぶか分からないユーザーにとっては、何のメリットも得られません。

一方、友だち登録の特典を「本日から使えるクーポン券を配布」とすれば、いま来店中のユーザーもメリットを得られるため、友だち登録してもらいやすくなります。もちろんクーポンだけではなく、次回の来店にもつながるポイントカード機能なども搭載しておきましょう。

来店したその場で友だち登録してもらえるように、メリットを充実させることがポイントです。

来店につながる情報のみを発信する

飲食店がLINEを活用する際のポイント4つ目は、来店につながる情報のみを発信することです。季節限定メニューの案内や期間限定の割引クーポンの配布など、「すぐに使えてかつ今しか使えない」情報を発信し、来店へつなげるのがポイントです。

飲食店のLINEアカウントの友だちとなるユーザーは、常連客といったコア層から1〜2回しか来たことがないライト層まで、幅広く登録しています。したがって、コア層とライト層の双方に対して来店につながる情報を発信することが重要です。

また、店舗への親近感を目的としたスタッフブログや写真は、LINEではなくInstagramで発信するなど、上手く使い分けると良いでしょう。

ブロックされない工夫をする

飲食店がLINEを活用する際のポイント5つ目は、来店につながる情報のみを発信することです。

LINE公式アカウントは簡単に友だち登録ができる反面、アカウントのブロックも簡単にできてしまう特徴があります。アカウントがブロックされると、店舗の情報をユーザーに届けられません。そのため、ユーザーにブロックされないように対策を練る必要があります。

必要以上にメッセージを発信することは、ユーザーがアカウントをブロックする原因になりかねません。発信する情報を厳選し、ユーザーがわずらわしく感じない頻度でメッセージを発信するようにしましょう。

飲食店のLINE運用なら「常連コボット for LINE」がおすすめ

飲食店のLINE運用におすすめなのが、当社ディップ株式会社が提供する「常連コボット for LINE」です。

常連コボット for LINE

「常連コボット for LINE」はLINEミニアプリを使った集客ツールで、以下のような飲食店の集客に便利な機能やサービスを搭載しています。

機能

・会員証機能:ユーザーがLINEを使っていれば、デジタル会員証が即時発行できます。
・クーポン交換機能:導入企業毎にクーポンの設定が可能。来店のきっかけを作れます。
・友だち紹介機能:ユーザーが友だちを紹介することで、ポイントを付与。口コミでの常連獲得にも効果を発揮します。
・公式アカウントの取得代行:LINEミニアプリの導入と併用し、LINE公式アカウントの取得も代行可能です。

飲食店でLINEを使った集客を検討しているのであれば、ぜひ「常連コボット for LINE」導入をおすすめします。

まとめ

飲食店におけるLINEの活用術として、導入事例や運用する際のポイント、おすすめの集客ツールなどについて解説しました。

飲食店のLINE運用にぜひおすすめしたいのが、「常連コボット for LINE」を使った集客です。飲食店における常連客の獲得に特化した「常連コボット for LINE」には、集客アップに欠かせない便利な機能を豊富に搭載しています。

今回お伝えした内容を参考に、ぜひLINEを使った集客方法を検討してみてはいかがでしょうか?